MT4に搭載されているメタエディタには、EAのサンプルソースコードがあります。サンプルのソースコードではありますが、このソースコードを使えばEAを作ることも可能です。他にもインターネット上でソースコードを公開しているEAがあったり、海外の掲示板では頻繁にオープンソースのEAが投稿されています。メタエディタのサンプルソースコード同様、これらのソースコードを利用してEAを作成することができます。
しかしその際に注意してほしいのが、オープンソースのソースコードをメタエディタでコンパイルすれば全てがそのままEAとして使えるというわけではないということです。もちろん中には実際に稼働しているEAのソースコードをそのまま公開しているものもあります。これは海外の掲示板で公開されているものに多いケースです。
日本で公開されているソースコードは、ほとんどはあくまで勉強用にソースコードを公開されています。そのためエラー処理が未完成であったり、実際の口座で稼働させることを前提としてプログラミングされていなかったりします。実際の口座で稼働できるレベルのEAを作るには、綿密なエラー対策処理が必要です。ソースコードを公開することが目的の場合は、EAの成績をしっかり検証していないものもあります。そういったEAをリアル口座で稼働させてしまうと、エラーになったり、大きな損失がでたりする危険性があるので注意が必要です。またソースコードによっては全てが公開されていないものもあります。
日本においてMT4のEAは知的財産物の認識が強いので、なかなか実際のトレードで活躍するほどのEAのソースコードを公開しているEAはほぼゼロでしょう。ソースコードを見てEAを判断することはほとんど不可能です。EAのソースコード全貌を見たいという方は海外の掲示板を活用してみてください。